こんにちは、野村です。
京都国立博物館での特別展「琳派 京を彩る」に行ってきました。
早朝に出発。博物館へ7時過ぎに到着です。でもすでに待っている人がいました。ワタシは、開門2時間前なので早すぎるだろうと考えました。
これが失敗でした。時間をつぶしていた喫茶店を9時前に出ると、博物館の前には最後尾が見えない長い行列ができていました。まあ、それでも昼を過ぎることなく入館ができましたが・・・
さて、この展覧会。目玉は「風神雷神図屏風」です。俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一の描いたものが一堂に会しています。京都に3対が揃うのは75年振りとか。
期待に胸を膨らませ、入り口でチケットを渡すと、朝の失敗を取り戻そうと、素早い動きで風神雷神へ一目散に向かいました。
あ、あった! 彼らは、ひとつの部屋に展示されていました。正面に宗達、右に光琳、左に抱一の屏風が並んでいます。なんと贅沢でしょう。
余白を大胆に活かした構図。金地の背景に、たらしこみの墨。風神と雷神がふわーっと浮いています。力強さを感じます。そしてなんだか楽しそうなのです。3対が久しぶりだな、と笑っているように思えました。
嬉しくて楽しくて大満足でした。美を心で感じる時間でした。理性と感性の両方を磨いていきたい。そんなことを思った1日でした。
(野村幸一)