こんにちは、高林です。
内閣府から発表されていましたが、政府の中央交通安全対策会議あり、今後の事故削減などについて第10次交通安全基本計画(2016~2020)を決定したとのことです。
この計画では、2020年までに交通事故の年間死者数を2,500人以下とする目標を掲げています。また死傷者数を50万人以下にする目標もあります。
昨年2015年は死者数が、4,117でした。第9次交通安全基本計画(2011~2015)の中で、目標が3,000人以下にすることでしたが、達成することができませんでした。
ちなみに、昨年の死者数は残念ながら増加してしてしまいました。しかも65歳以上が過去最高の54.6%も占めています。
近年、安全不確認、脇見運転等の安全運転義務違反に起因する死亡事故の割合が相対的に増加している背景もあり、交通事故が起きにくい環境づくりを目指すとのことです。
自動運転技術の開発だけでなく、急病や居眠りなどのドライバー異常時対応システムを開発、また、衝突被害軽減ブレーキ等の開発もより進めていくとしています。
ここ数か月の間に、バスによる悲惨な死亡事故、高速道路のトンネルでのトラックの追突事故などが多く発生しました。1件でもこのような事故がなくなってほしいです。
SSD研究所もドライバーに対する研修内容を再検討して効果のあるものにしてゆかなければならないと考えます。また企業での安全活動においても的確なサポートをしていきたいと思います。
(高林一夫)