適性テストの結果への態度

 こんにちは、野村です。


 「他人の不幸は蜜の味」という言葉があります。

 

 他人の成功を妬み、失敗を喜ぶ、未成熟な人が言う嫌な言葉です。


 その根っこにあるのは、自己の顕示だと思います。自分を過大評価やアピールし、他人を下げます。


 でも、当の本人は自己顕示性の肥大化に気づいていないことが多いものです。

 
 自己顕示性という毒は、自分も他人も幸福にはしません。ですから、その毒を減らす努力が必要です。そのためには、自己のこころの働きの特徴を知ることが第一歩です。


 弊社にも運転適性テストがあります。自己顕示性を含め、自己の特性を知り、コントロールするために行ないます。ただ、自分自身を知る、ダメな部分を受け入れるのはそう簡単なことではありません。自分と向き合う勇気が要ります。


 面白いことに、診断結果を見て、良い結果の方は良いテストだと言い、悪い結果がでた人はこのテストは間違っていると言われます。


 確かにペーパーテストでの結果です。短時間で行います。自己申告のため作為や勘違いも入るかもしれません。でもです。悪い結果がでたとき、厳しい評価になったときこそ、それを受け入れ参考にする勇気(度量)がいるのかもしれません。


 ただ逆説的ですが、それを認めないのが自己顕示性です。うーん難しいものです。


 受け入れて変わるのか、否定して未成熟のまま立ち止まるのか。結果に対する態度が成長の要、分岐点かもしれません。

                                           (野村幸一)

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