探そうとする

 こんにちは、野村です。


 先日の連休、映画を観に行ってきました。渋滞が苦手なので自転車に乗って。


 運動がてら、スポーツウェアを着て、サングラスをしてのチョット遠出です。

 

 映画館へ着き、開演時間が迫っていたので、自転車置き場からその格好で切符売場へ急ぎました。

 

 すると、何故か女性からチラチラと見られるのです。“ハッ!”という感じで。それも何人もから。「俺、いけてんちゃうん。」チョット気持ちが良くなってきました。どことなく歩き方も変わってきました。

 

 ところが大きな勘違いでした。その日、EXILEが映画館に舞台挨拶に来る予定だったのです。

 

 それでファンの人が会場入りを待っていたのです。今かいまかと目を皿のようにしてEXILEを待ち構えているファンの近くを、派手なスポーツウェアとサングラスの人が通ったので一瞬間違えられたのですね。

 

 理由が分かったあと、ファンの人達を観察していると、その顔は真剣そのものです。キョロキョロとあたりにまんべんなく視線を配っています。まるで要人警護のシークレットサービスのようです。

 

 このように必要なことや物を探そうと思うと目線は機敏に動きます。対象物を早く察知します。(半面、それに違いないと思って見ると間違えてしまいますが。)

 

 運転でも単に周囲を見ていてはいけません。必要な情報を見つけよう、探そうという気持ちで見ることが大切です。歩行者はいないかな、脇道にクルマはいないかなと思って見ると、素早くそれらを見つけることができます。

 

 危険物を探そうという態度で、周囲を見ることで見落としを防いでください。それはそうと、勘違いして見られるのは気持ちがいいものでしたが。

 

                                           (野村幸一)

>> スタッフブログ一覧へ