こんにちは、野村です。
ひとは状況を楽観的にとらえたり、自分だけは大丈夫と思ったりするものです。
安全運転の大切さも忘れることがあります。ルールを破ったり、目の前の危険を軽く見積もることもあります。
それは、交通事故の起こる頻度が高く、ある意味(悪い意味で)慣れた危険であるからかもしれません。
先日新聞報道で飲酒運転についての記事がありました。飲酒運転で検挙された人の数が2015年までの10年間で5分の1に減ったとのことです。
悲惨な事故があったこと、飲酒運転の厳罰化が進んだことで意識が高まったことが、飲酒運転の検挙数減少の背景にあると書かれていました。取り締まりの強化など、社会全体が厳しい目を向けたことが影響しているともありました。
重大で悲惨なことが起きなくても(起きては欲しくないし、決して起こしてはいけないことです)、厳罰化で縛られなくも、自ら安全を確保する態度を持つことが望ましいことです。
秋の全国交通安全運動がもうすぐ始まります。
安全の大事さを忘れたり、危険を甘く見積もったりしがちな我々に、立ち止まって考える機会を作ってくれるのが交通安全運動であると思います。
(野村幸一)