こんにちは、平野です。
今回は、安全管理がテーマです。
研修を通じ、企業の安全担当の方とお話しをさせて頂いたり、打ち合わせの段階でご訪問させて頂くことが多くあります。
その際にいつもよく感じることとして、事故の発生件数が少ない企業様に幾つかの共通点を感じます。その中で特に感じることは、事務所そのものの雰囲気が明るく社員の皆様がノビノビと仕事をされているということです。
当然ですが、事故が起きてしまえば事故の被害にあわれた方や、加害となったドライバーの方にケガはないか等気になります。そのことで職場の雰囲気は暗く沈みがちとなります。本当に笑顔が消えてしまいます。
自分が起こした事故ではないにしろ同僚、後輩、先輩等の仲間が起こしたことで事務所全体に嫌な空気が広がります。加えて、事故処理にかかる費用や時間も発生し業務事態が止まったり、着手できなくなりお客様へご迷惑をかける可能性が発生します。
不要な費用、疲労、焦りが生まれます。更には、お客様との信頼関係や、社会的な信用や企業イメージを損ねてしまい。利益や株価に影響する可能性も発生します。
このように考えれば、事故を起こさずに運転することは企業活動の基本と言えます。この点を個々のドライバーの皆様に伝えご指導し共有することで、安全を大切にする風土が生まれドライバーの皆様が自主的に安全運転を実践されるようになると考えております。
安全管理は、一方的に押し付けたり、ドライバー本人任せにすると成果は出にくくなります。時間をかけドライバーに働きかける必要があります。
安全の重要性をお互いに納得しながら共有する体験を積み重ねることで安全行動への意識が高まります。安全運転管理をされる方の地道な努力と根気が必要です。更なる安全行動に変えてもらうためには、個々のドライバーに応じた接し方も考える必要もあります。
職場の仲間を大切に考え事故を起こさせないそのことで、仲間の家族や会社を守るという熱意が必要なのだと考えます。
(平野 勝寛)