スミス・カミング法

 こんにちは、野村です。

 

 当然ですが、仕事がら毎日何らかの形で交通事故に関わっています。

 

 事故を起こしてしまった方から、状況を直接伺うこともあります。

 

 前車がブレーキを踏んでいたとか停止していたことに気づくのが遅れた、駐車場でバックをする際に柱があることに気づかなかったなどの理由をよく聞きます。

 

 このように、危険物の存在や状況の変化の『発見遅れや』『見落とし』『見誤り』といった認知ミスが事故原因の多くを占めます。

   

 アメリカでは、初心運転者教育では認知スキルの向上の方法として、「スミス方式」「スミス・カミング法」と呼ばれている訓練をしています。

①遠くを見ること
②目を動かし続けること
③視界を広くとること
④自分がよく見えるようにすること(他者の死角に入らない)
⑤いつも逃げ場を残しておくこと

 

 初心者の方は一点を注視したり、近くをみるため、危険物に気づくのが遅れやすいため、この訓練は有効といえます。また運転に慣れた方も、脇見をしたり、他車の死角に入って走行(並走)したりして事故に巻き込まれることもあり、この方法を心がけることは有益です。


 交通事故の加害・被害を防ぐため、普段の運転に取り入れてみてください。

 

                                           (野村幸一)

>> スタッフブログ一覧へ