マズローの5段階欲求説

 こんにちは、野村です。

 

 ある会社の方が言いました。「うちの人達は欲がない。」と。

 

 それは「楽をすることばかり考えて、もっと儲けようという気がない。」という意味のようです。

 

 それを聞いて、ワタシはなるほどと思いながら少し違和感がありました。

 

 どうしてかというと、儲けようお金が欲しいというのも欲ですが、楽をしたいというのも欲だからです。

 

 マズローは5段階欲求説を言います。

 

 人間の欲求は、5段階のピラミッドのようになっていて、低層の欲求がある程度充たされると1段階上の欲求が出てくる。人間は段階的に欲求を充たしていくというものです。意見が分かれるものですが、欲求の理解がしやすい説です。

 

 欲求は、下から順に「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「承認の欲求」「自己実現の欲求」となります。

 

 睡眠、食欲などの生きるための欲求、安定した状態を求める欲求、集団に属したり仲間から愛情を得たい欲求、社会から認められたい欲求、自己を成長させたい欲求です。

 

 昔ワタシは上司から「お前達はいつまでも、低層の欲求で生きている。」と強く言われ叱咤激励されました。

 

 楽をしていては同じところにとどまる、もっと自己を成長させろとの厳しい指摘でした。難しいけれど高次に向けて行動するよう選択するのは自分自身なのでしょうね。

 

                                           (野村幸一)

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