こんにちは、平野です。
今回のテーマは、問題、課題についてです。
人の行動には、無意識も含め何等かの理由、意図、目的があります。例えば、現状に対する不満から課題を発見(設定)することで、不満を課題解決の機会と捉え、自分の行動を改善したり、他の方法で解決しようと働きかけたりしようと決意することで行動に繋がります。
つまり、現状の環境や人間関係の中で何等かの行動を起こす必要に迫られたと感じ、判断したときに行動を起こしていると考えます。
行動を起こすにあたっては、問題を正しく認識し、その上で課題を設定し実践することが大切です。問題を正しく把握するには、現状をどの様に捉えるかが大切です。
例えば、今さえ良ければと良いと考えるか、少しだけ将来のことを考えるかの違いによっても設定するべき課題は変わります。
これは、運転でも同様のことが言えます。今さえ良ければと考える傾向が強い方は、時間に追われた時に、安易に時間の遅れを取り戻そうと考え、速度を出し過ぎたり、強引な右折をする等、急ぎや焦りの感情のままの刹那的な運転をしがちとなります。
しかしその一方で、より正しく問題を認識し課題を設定しよう努力することができる方は、そのような急ぎ運転をに対して、どのような事故や危険がどれ位の可能性で起こるのかを考え自分自身の行動を修正したり律することができます。
繰り返しになりますが、現状をどのように捉えるかによって、自分自身の行動が変わります。加えて、その積み重ねにより、自分自身の問題の捉え方も方向付けられてしまいます。どんなに些細な行動でも、何等かの理由、意図、目的があります。
自分自身が現状をどのように捉え、どんな行動を起こそうとしているのかを冷静に把握し、必要に応じて修正する努力が、問題を正しく認識し適切な課題を設定する能力を身に着けられるかどうかの岐路と考えることが大切です。
(平野 勝寛)