運転適性検査について

 こんにちは、平野です。

 

 今回のテーマは、ペーパーによる運転適性検査です。

 

 運転適性検査は、ドライバーの性格、確認能力等の特性を抽出する目的で実施します。

 

 せっかちな傾向をお持ちの方は、車庫入れの際、周囲確認もそこそこにバックを開始してしまいがちです。自己中心的な傾向をお持ちの方は、自分都合の判断になりやすく強引な運転となりちがちと言われています。

 

 その他にも事故を起こしやすい方の性格的な傾向は存在しています。

 

 実際に事故を起こされたドライバーの適性検査結果からも上記の点は明らかとなっており、その対策として当初は、事故を起こしやすい方を運転適性検査で抽出し、運転をしない又は、させない環境を設けることが目的でした。

 

 しかし実際の運用は困難で不可能です。そこで適性結果を活用し事故防止を図る対策に切り替えられました。自分自身の性格を自覚し、どのような弱点があり、どのように注意、行動すれば良いかを具体的な行動目標に絞り込んで実践するということです。

 

 性格を変えること出来ません。しかし、知ることでコントロールが可能となります。弊社では、このような観点から、大阪大学人間科学部大森教授と弊社との共同で、運転適性検査を開発致しました。

 

 弊社の運転適性検査(大森式SDテスト)は、一般的な性格項目を対象とするのではなく、事故に結びつきやすい要因を11項目に絞り込んでいます。また、統計処理を行うことにより、事故傾向の高低をより性格に把握できます。

 

 診断結果は、運転中に現れやすい性格特性をより具体的に自覚して頂きやすい表現になっており、自己管理や今後の注意点を明確にすることや上長様と共有しやすくなっています。

 

 多くの企業様からご好評と信頼ををい頂き採用試験や、運転資格審査にもご利用頂いています。皆様の事故防止のお役に立つ資料としてご利用をお待ちしております。

 

                                          (平野 勝寛)

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