こんにちは、平野です。
今回のテーマは、歩道を横切る時の注意点です。
道路沿いの駐車場から歩道を横切り車道に合流する際、皆さまはどんな順番で、何をどの程度確認し、横断されておられるでしょうか。
歩行者として歩道を通行していると、仕事柄ドライバーの運転振りが気になり、ついつい観察してしまいます。そこで、よくあるドライバーの確認パターンをまとめてみました。
〇狭い範囲の確認で、歩道に進入する
歩行者や自転車はいないという思い込みから左右に顔を振らないで前方の一点を見たまま歩道に進入する。目の前に危険がないのはあたり前。左右から接近してくる歩行者を見落とし事故になることの理解が不足しています。
〇歩道に進入してから、歩道確認を行う
歩道に進入し左右を広く見渡せる地点で確認をする。歩行者や自転車を発見しても停止する距離が殆どない。結果的に事故を起こす地点での確認となっているので確認のタイミングを修正する必要があります。
〇左右を均等に見ないで進入する。
進行しながら歩道の手前で暫く右方を見る。その後左方の確認に切り替える。右を見ているときに左から歩行者が接近していたらと考え確認のタイミングを修正する必要があります。左右を均等に見ることで道路状況全体と注意ポイントの両方を把握することが必要です。
〇やたら、左右確認を繰り返す。
どの順番で何を確認すれば良いかの理解が不足。そのため、機械的に左右に顔を振る。犬も歩けば棒に当たる式の確認。起こりうる事故を想定し、その事故を回避するためにはどのような確認をすれば良いかをよく考える必要があります。
〇歩道確認を省略し、車道確認のみ。
速やかに合流することを優先し車道に注意を向けている。そのため、すぐ近くの歩行者、自転車、優先道路のバイクを見落とす可能性が高い。危険を探し事前に停止し安全にやり過ごそうとする行動に改善する必要があります。
(平野 勝寛)