構え運転 その1

 こんにちは、平野です。

 

 今回のテーマは、構え運転その1です。

 

 安全運転をするには、事前の準備として構えを持って備えることが重要です。ただ人は歩行時にこれが不要です。そのため気にもしません。

 

 構えが必要な第一の理由は「移動のスピード」にあります。歩く際は、直前に危険な状況に至っても、歩行者同士の事なら殆ど避けることができます。それは、神経処理のスピードが、人の動作に合っているからです。

 

 ところが、車のスピードは、歩行時のスピードの数倍から数十倍速くなります。ですので、歩行時と同じ対応では追い付かなくで事故に至ります。

 

 これを避けるためには、事前に構える準備が必要となります。それはあまり訓練されていない場合が多く、訓練を行う必要があります。加えてこのような訓練は、危険感受性を育てることにもつながります。

 

 具体的には、
・なるべく早く情報を得ること
・更に得た情報から、何が危険かどうすれば良いかが分かること
・その中で一番良い行動を選択し行動を起こすこと

 

 これが運転の基本です。そのためには、上記のことができる時間的余裕を確保して運転することです。繰り返しになりますが、できるだけ早い段階から情報を得ることが大切です。

 

 つまり、それが「準備や構える」ということです。これを怠ると直前の回避になったり、パニックに陥ったり、思考停止の状態に追い込まれる可能性が高くなります。

 

 次回は、構え運転その2は、場所・場合に応じた構え運転をテーマとさせて頂きます。

 

                                          (平野 勝寛)

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