構え運転 その2

 こんにちは、平野です。

 

 今回のテーマは、構え運転その2です。

 

 前回の、構え運転その1では、構え運転の必要性と考え方について説明させて頂きました。

 

 今回は、多発している事故を取り上げ、その対策として構え運転の方法をテーマとさせて頂きます。


 駐車場での事故、追突事故、道を間違えた際の事故、道幅の狭い道路での行き違い事故の順番でまとめました。

 

1.駐車場での事故
「走行中でない」又は、「駐車場は事故を起こしてもたいした事ではない」と無意識に考えたり、「移動しているのは自分の車だけだ」との安心から「構え」をしないことが1つの要因です。

 ”車は完全に停まるまで「構え」が要る”との認識を持つことです。そして、周囲の車、柱、高さの低い障害物(運転席の死角に入り見えなくなってしまいます)等を探しながら移動することです。

 

2.追突事故
 殆どのドライバーが”多忙””疲労”を訴えることが多くあります。しかし、それは言い訳になっても、何の役にも立ちません。要は、走行に慣れて、前方への構えがないから、直前の回避のため時間の余裕が取れなかっただけです。

 ”多忙””疲れ”又は、”漫然””有頂天”等は、殆どの人が日常の中に持っています。このようなときこそ、信号、前車の動きと車間距離を把握する努力が必要です。

 

3.道を間違えた際の事故
 敢えて無理な行動を取りがちとなり、自ら事故を招く事故が発生しています。狭い場所でのUターン、すぐにUターン等、焦りの気持ちの影響を受けた行動となり構えの余裕もなくすぐに行動に移ってしまうことが問題です。

 このような時は、まず落ち着き冷静を取り戻すことが大切です。次いで広い場所を探し、地図等で現在位置と復帰のルートを考えることです。これが難しい場合は、人に尋ねましょう。

 

4.道幅の狭い道路での行き違い事故
 対向車と遭遇してから、慌ててその場で無理な行動を直ぐにとってしまい事故に至ることが殆どです。対向車の存在を探しながら走行し、対向車に接近するまでに対応を考える時間的余裕を確保することです。

 次いで、対向車と行き違う際は、対向車と道路左側端のガードレールや、電柱等の障害物の両方への目配りを行い、できるだけ広い場所で停止しやり過ごすことです。

 

 上記1~4は、単純なことかも知れません。しかし、これが基本です。単純なことで事故を防止することができます。普段の運転を振り返りご参照下さい。

 

                                          (平野 勝寛)

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