こんにちは、野村です。
座学形式で行う講習会(安全運転講義)では色々なことがあります。
ある講習会でのことです。
「皆さんは会社の看板を背負っているのです。」と企業責任について話す講師に、「その看板の重さはどれくらいですか?」と質問をした受講者がいたそうです。
他者の注目を集め、自分が特別な存在でありたい。周りに自分を優れていると見せたい。そんな自慢したいという気持ちからの言葉でしょうか。
最近書店でよく見かける心理学者アドラーの書籍の中に、自慢は劣等感の表れと書かれていました。
また「自分はこんなことを知っている。すごいだろう。」などという、他者から褒められたいという承認欲求は否定されるべきことであるとも。
講習会で上述のような質問を受けた時には、希望通りに褒めるのが良いかもしれません。「なかなか鋭い質問ですね。思いもつきませんでした。」なんて。
この褒める/褒められるのは、上下関係、能力があるものが能力のないものに下す評価という側面があるそうです。
でも、おススメできることではないのですが、あえて褒めて欲しい人、それで気が済む人にはそんな返しもよいのかもしれませんね。
(野村幸一)