こんにちは、野村です。
道路を管理する団体の方から聞いた、事故の多いある場所の話です。
そこは勾配のややきつい下り坂のカーブ。ただ曲がり方はさほどきつく(急カーブとまでは)ありません。
ですので人によってカーブに対する危険の感じ方が分かれます。スピードを落とさずに曲がれると思ったり、もしくは、落とさないと危ないと思ったりするカーブです。
ただ、雨が降るとやはりスリップしやすく事故が多く起きていました。
そこで事故対策のため、雨でもスリップがしにくい路面に舗装がなされました。結果、スリップ事故の発生が減少しました。
ところがです。時間の経過とともに、事故がまた増え始めたそうです。その理由として、ドライバーが道路に慣れてきて、これ位のスピードなら大丈夫と思い、以前より速いスピードでカーブを走行し始めたことが考えられます。
せっかくの対策も、ドライバーの(悪い)慣れによる危険行動で台無しにするのです。人というのはやっかいなものですね。安全のため、リスクの見積もりが甘くなっていないかを時々振り返ってみてください。
(野村幸一)