こんにちは、平野です。
今回のテーマは、交通事故の定義についてです。
交通事故が発生すると、相手の方に怪我を負わせたり、命を奪ったりという事態になりかねません。
人命に危害が及ばない場合でも、構築物、設置物、相手車両等を壊す結果となります。誰かに、何等かの被害、損害を与えてしまうということです。
加害者の責任や、事故後の義務を明確するため、事故の被害や損害の程度から事故を捉えることが一般的な捉え方です。人身事故あるいは、物損事故等に分類するのもこの考え方に依るものです。
ただ、加害者の責任を追及し明確にすることも必要ですが、事故防止の観点からは、きっかけとなったドライバーのミスに注目することも大切であると考えます。
事故原因の約7~8割は、ドライバーの認知ミスにより起きていると言われています。ヒヤリハット体験を含め、ミスをしても偶然に救われたまたま事故とならなかったケースも事故と捉えることです。
事故という分かり易い結果を伴わないケースでも、何らかのミスに気付いた時や、ヒヤリハット体験を招いたミスを事故と捉え、より厳しい基準で自分自身の運転を管理して事故を防ぎましょう。
(平野 勝寛)