チャンとしているつもり-気づいていない

 こんにちは、野村です。

 

 前回の続きです

 

 自分ではチャンとしている「つもり」でも、実はチャンとできていない、していない。こんなことがどうしておきるのでしょう。

 

 チャンとの基準が人によって違うから? 確かにそんな点もあるかもしれません。

 

 でも、チャンとしていない自分に気づいていないことが一番の理由ではないでしょうか。

 

 では、気づいていないとはどういうことでしょうか。

 

 例えば、顧客に強く言われて不満そうな表情を浮かべる人がいます。腰の低い取引業者の方に嫌味な言葉を浴びせる方がいます。

 

 そんなとき皆さんが、あとからやんわりと「些細なことで腹を立てないほうがいいよ。」とか「嫌味は言わないほうがいいよ。」とアドバイスをしたとします。

 

 それに対して、「腹など立てていません。」「嫌味なんか勿論言いません。」と答える人は、自分の言動に気づいていないということです。腹を立てている自分、嫌味を言っている自分に気づいていないのです。

 

 もっと言うと自己認識として、腹を立てていない、嫌味を言っていないのです。「つもり」どころかチャンとしているのです。面白いことに、「腹を立てるのはいけないよ。」などと、他人をたしなめる場合などもあります。

 

 ですから、気づいていない人には、アドバイスも的外れに捉えられてしまいます。ときには、「何を言っているの!」と逆切れとなります。これは厄介です。(次回に続きます。)

 

                                           (野村幸一)

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