自己中心性 その2 

 こんにちは、野村です。

 

 世間の注目を集めた都議選が終わりました。

 

 注目といえば、天声人語にこんなことが書かれていました。

 

 短命大臣は「頑張る」「一生懸命」など自分を一方的にアピールする発言が目立つ。自己中心的で聞き手への配慮に欠ける面がうかがえる。と。

 

 一方的なのは自己中心性で、アピールする(注目を集めようとする)のは自己顕示性だと思いますが、これらは運転上好ましいものではありません。自己主張が強くなり、他者への配慮に欠けた運転を行いがちです。

 

 たとえば、研修で車間距離を詰めて運転する方が時々おられます。その理由を尋ねると、ほぼ100%の人から「あけていると割り込まれるから。」との答えが返ってきます。

 

 他車の、ごく普通のタイミングでの進路変更を割り込みと言い換えています。(本当は前に入られるのが嫌なだけなのですが。)状況の解釈や表現が自己中心的なものになり、自己の判断を正当化します。

 

 このような自己中心性の強い方には、譲る癖をつけてもらうことが大切です。そのためには具体的な数字をあげ、「1日3台だけ他車に進路を譲ってください。」とアドバイスするのも一案です。そして、「昨日は何台に譲った?それはすごいね!」と声掛けをしてみてください。

 

 譲るのが普通になったり、楽しみになったりすればしめたものです。安全に少し近づいたといえます。

                                           (野村幸一)

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