こんにちは、野村です。
ある企業の安全担当者から、運転に不慣れな方の研修依頼を受けました。
受講するのは20代後半の男性社員。内勤から営業に職種が変わることになったのですが、ほとんど運転をしたことがないとのことでした。
ただ、営業車を使って得意先を回ることを本人が希望されました。しかし安全担当者は心配し、また本人も不安を払拭したいと、弊社の運転研修を受講することとなりました。
長い期間運転しておらず、また運転に興味がないこともあり進捗は遅かったです。時間や費用もたくさん掛かってしまいましたが、なんとか一人で運転ができるようになりました。
それから数か月後、この方について、安全担当者からこんなことを伺いました。
「この間たまたま顔をあわせたので、”どう運転は?”と尋ねたんだよ。すると、”疲れるので電車で回ってます。”と軽く言うんだよ。」と。
「それならそうとせめて早く言ってよ!と思ったけど、ぐっと飲みこんで、そうですかと言ったよ。」と腹立ち半分、哀しさ半分の顔をされました。
会社の時間や金銭のコストを使い、周りに心配をかけ配慮してもらったのに、どうかなと思いました。社会人としての基本であるホウレンソウをしないばかりか、人として身勝手すぎる未成熟すぎると思いました。
笑えないです。まさに安全担当、上司は辛いよ、と感じた話です。
(野村幸一)