信号の無い見通しの悪い交差点について その2

 こんにちは、平野です。

 

 前回に引き続き、信号機の無い見通しの悪い交差点がテーマです。

 

 信号機の無い交差点では、見通しが悪い場合が多いため、歩行者や車両との出会い頭事故が起きています。

 

 見通しが悪い場所で、どのような運転をしたときに出会い頭事故が起こっているのでしょうか。

 

 起こりやすい事故パターンは2つです。1つ目は、交差点進入時に歩行者や自転車と自車の鼻先が接触するケースです。2つ目は、交差点内で左右からの車両やバイクと接触するケースです。

 

 いずれの事故も、進入速度が速く、安全確認が追い付かない場合に事故となる可能性があります。

 

 弊社の運転研修では、信号の無い見通しの悪い交差点もトレーニングメニューの1つになっています。しかし、受講者の方に信号のない見通しの悪い交差点での運転方法を観察させて頂くと、ほとんどの方は交差点に進入してから安全確認をされています。

 

 出会い頭事故は、自車の鼻先が交差点に入るときや、交差点に進入直後に起きているのです。つまり、事故が起きる場所に来てから確認をしているということになります。

 

 相手の存在を発見できたとしても、相手が止まってくれない限り事故を回避することができないということです。

 

 出会い頭事故を未然に防止するには、左右確認を進入前に行うことと、いつでも停止できる慎重な速度で進入することが大切です。

 

                                          (平野 勝寛)

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