こんにちは、野村です
「人は速さに憧れる」 世界陸上を見ていて思いました。クルマだけでなく身体を使って走るときも、と。
そしてふと、中学生のとき仲が良かった陸上部のN君のことを思い出しました。
N君は全国中学陸上で5位以内に入ったこともある俊足でした。もちろん学内でも人気者です。
身体測定で、ワタシはN君と同じ組で50メートルを走ったことがあるんです。
他の学年、他のクラスの人も集まり、多くのギャラリーが見守るなかでのスタート。ほんとうにアッという間に離されました。小さくなる彼の背中を見ながら、ワタシはただ凄いなと思っていました。
でもシャイな彼は、注目されてイキがったり、足の速さを自慢したりすることはありませんでした。
進学の時期を迎え、彼にはいくつかの有名私立高校の陸上部から誘いがありました。ワタシは当然その道を選ぶと思っていました。ところが彼は、ごく普通の公立高校へ進学をしました。 (次回に続きます。)
(野村幸一)