交通安全とは信じること

 こんにちは、野村です。

 

 安全講義を実施していると、熱心に話を聞いてくださる方がいる一方、不機嫌そうな表情を浮かべる方もおられます。

 

 他の参加者の意見にも耳を傾けず、そっぽを向いたり、貧乏揺すりをされています。

 

 もちろん、こちらの力量が不足しているのがその理由かもしれませんが、聞くこと自体が嫌なのでしょう。

 

 さて、皆さんの周りには日常生活やお仕事で、他人の話を聞かない人はいないでしょうか?

 

 そんな人の特徴は、自分に自信があり、他者の言うことを素直に聞かず否定しているように思えます。

 

 自分の考えや行動を信じている一方、他人の意見や思考は信じていないのです。(このタイプの人は変わりにくい、言いかえると成長しにくい方かもしれません。)

 

 例えば交通の場。信号待ちで、前方の信号が赤から青に変わった際、当然のように発進をします。当たり前のようですが、これは横から車は来ない、他車(他者)は信号を守ると信じているからです。そうでなければ安心して発進(動く)ことができません。
 
 つまり、交通の場そして交通安全とは他者を信じることで成り立つのです。

 

 頑固さを捨て、謙虚で素直な態度が社会生活で望まれるように、交通の場でも人を信じる、人から信じられる行動をとることが、安心で円滑な環境を作るのだと思います。

 

                                                                                                                              (野村幸一)

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