傲慢 その2

 こんにちは、野村です。 前回の続きです。

 

 嫌味がまわりを不快にさせるのと同様に、傲慢さは人をイラつかせたり腹立たせたりします。

 

 ところが不思議なことに、嫌味な言葉を言ったり傲慢な態度とったりする人は、それが良くないことだと知っていることがあります。

 

 ですから、例えば嫌味や傲慢は控えよう、というアドバイスに、「勿論です。」とか「当然ですよね。」と胸を張って答えます。

 

 にも関わらずそんな言動をとるのは何故か? それは自分では嫌味や傲慢であるとの認識がないからです。

 

 自分自身のことを冷静に見る目、「メタ認知」が発揮できていないのですね。(このメタ認知能力を鍛えること、自分の感情、認知の癖や偏りを把握することは難しいものですが。)

 

 ワタシ達が安全研修の仕事に就くようになってしばらくした時のことです。(30歳のころです。)

 

 上司から、「お前たちは傲慢だ。」と厳しく叱責されたことがあります。それは、大手企業の支店長に対する安全研修を受託したときのことです。  (次回に続きます。)

 

                                           (野村幸一)

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