こんにちは、野村です。
年末は何かと物入りですね。昔のことです。家の洗濯機が壊れたので購入することになりました。
どこどこの電気店が安いと嬉しそうに話すワタシに、黙って聞いていた父が「損だ得だとミミッチイことを言うな!」と急に口をはさみました。
温厚で寡黙な父には、ほかに「不味いとか、旨いとか口にするな。」とキツク言われたこともあります。
父には、そういったことを貪欲に追いかけることが、下品でみっともないことに感じられたのでしょう。
この欲や損得に訴えることを、安全研修で受講者へのアドバイスで使うことがあります。
違反には、検挙された場合の反則金や免停等の行政処分について、事故には、修理代や保険代の金銭的なことや時間的なロスを具体的に説明して自制を促します。
また、「事故を繰り返しているとあなたへの信用が低下したり失ったりしますよ。」と組織内の評価が下がることを訴えたりします。
損得で言うことが良いのかどうかはよく分かりませんが、結果的に違反や事故から遠ざかる運転に変わっていただければ良いのではと考えています。
(野村幸一)