こんにちは、野村です。
群馬県の草津白根山が噴火して多くの方が災害にあわれました。
これについての悲しい報道に、TVのコメンテイターの何人もが噴火を予知することができなかったのかと、いきどおりをあらわにしていました。
ニュースを見ていて、私も同じような気持ちになりました。
ただ、一人のコメンテーターがこんなことを言っていました。
確かに予知ができれば尊い命をなくすことはなかったかもしれない。しかし、火山の予知をすることは非常に難しい。
その理由は、予算が少ない、データが少ない、組織がないから。火山予知研究のための潤沢な予算が確保できておらず、火山噴火のデータが過去100年程度と少なく、一番の理由である一元化された組織も作られていない、と。
安全対策(もちろんこれは交通安全も含みます)には、費用確保、データによる現状分析、機能する組織が必要です。
安全は普段は見えないものですが、それが失われたときにはじめて我々は自覚します。
大切な命、健康、財産を、脅かされることなく維持するためにも、多くの場面・場所、状況で安全確保がなされればと思います。
(野村幸一)