マルホ発條工業株式会社様の安全運転研修を実施

写真はイメージです
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 2018年4月14日(土)、マルホ発條工業株式会社様よりご依頼をいただき、大阪府下にあるSSD研究所の提携自動車学校において、20名様を対象に安全運転研修を実施しました。

 

●研修会実施の背景 

 マルホ発條工業株式会社様では安全運転の励行に熱心に取り組まれており、今回は2018年4月に入社された新入社員様に加え、運転にやや不安がある既存社員の方を対象に、自動車教習所において1日での運転研修を受講されることとなりました。

 

 今回の研修では、以下の4つの項目を実施しました。

 

  • 運転適性診断テスト(SDペーパーテスト)
  • 技能レベルチェック
  • 運転の振り返り
  • ドライビングトレーニング

 

 最近の新入社員の傾向として、運転経験の非常に少ない方が多いこともあり、実技面を中心としたカリキュラムをご提案し、実施に至りました。

 

運転適性テストでご自身の内面上の特徴を知る ―運転適性診断テスト

写真はイメージです
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 弊社オリジナルの運転適性診断テスト「大森式SDペーパーテスト」を受診いただきました。

 

 運転中に現れやすい心の働き、安全態度、マナー、注意力(配分、持続)について、ご自身のウィークポイントをご自覚いただくことを狙いに実施しました。

 

■大森式SDテスト

 

実技チェックでご自身の運転上のウィークポイントを知る ―技能レベルチェック

写真はイメージです
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 教習車(AT車)を使用し、一般道路での走行と、駐車場での入出庫を観察(チェック)しました。この項目は、各車に分かれ、インストラクターの同乗で実施します。

 

 チェックの間は、過緊張による急操作などの危険を避けるため、インストラクターからコース指示以外については基本的にアドバイスは行いません。

 運転に集中しているため、アドバイスが受講者に届きにくいことも理由のひとつです。

 

 見られていることもあってか、受講者の皆さんは緊張した面持ちでハンドルを握られていました。駐車についても、上手く入庫することが出来ない方がおられました。

 

運転方法について意見交換をしながら理解を深める -運転の振り返り

写真はイメージです
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 技能レベルチェックを終えたのち、交通量の多い幹線道路での右左折や車線変更、生活道路での対向車との行き違い、車庫入れなどについて、運転の振り返りを行いました。

 

 この振り返りは、運転していない落ち着いた状態で、各車に分かれて話し合います。

 インストラクターが観察した、現状の運転技術についてのウィークポイントを説明し、それに対するアドバイスを行いました。 

 

 また、進め方として、インストラクターから一方的に意見を述べるのではなく、質問を投げかけて受講者様の理解度を確認しながら行いました。さらに、意見交換を行い、疑問点を伺いながら実施しました。

 

 加えて、運転適性診断テストの結果をお渡しして、結果票の見方と活用方法を解説しながら、内面上の注意点を理解していただきました。

 

理解した運転方法を実際の行動に活かす -ドライビングトレーニング

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 運転の振り返りで、ご自身の技能レベルとウィークポイントを理解していただき、トレーニングの目標を設定しました。

 

 ドライビングトレーニングでは、技能レベルチェック時の車両に分かれ、診断時に見受けられたウィークポイントの改善を図りました。

 

 運転経験が少ない方には基本操作の再確認から始め、後退操作や狭い場所での車の移動方法、それに伴う確認方法について繰り返し行いました。

 運転経験が豊富な方には、事故につながりやすい癖の矯正や、より安全度の高い運転方法の習得について実施しました。

 

 トレーニング当初は確認が不足したり、やや危険な判断をしたりすることがありましたが、アドバイスを真摯に聞き入れていただき、安全度の向上を図ることができました。 

 

 研修終了後の感想文には、

 

「視野を広くとって運転する」

「横断歩道を渡ろうとする歩行者がいないかしっかり見る」

「駐車車両を避ける際は後ろから来る車がいないかを見る」

「標識・標示をしっかり確認する」

 

といった、確認関連の言葉が多く見られました。

 

 また、

 

「バックギヤに入れたらすぐに動かずひと呼吸おく」

「右折の際、ワンテンポ置いてから進む」

 

などの、ご自身のウィークポイントを自覚した目標も多くありました。

 

 「安全運転をします」といった抽象的なものや、無事故無違反といった“結果目標”は少なく、皆さま具体的な“行動目標”を立てておられました。このことから、インストラクターからのアドバイスを十分にご理解いただけたと考えます。

 

 終了時には、受講者の皆さまお疲れになられた様子ではありましたが、満足そうな表情を浮かべておられ、今後の安全運転に積極的に取り組んていただけることと感じました。

 

 今回研修を受けられた皆様が事故なく、業務を無事に行われていることを願っております。

【マルホ発條工業株式会社様 安全運転研修データ】 

<日時> 

2018年4月14日(土) 

10:20~16:10 

<場所> 

大阪地区 SDシステム実施自動車教習所 

<対象者> 

新入社員(14名) 

運転に不安のある既存社員(6名)

計20名様

 

 

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