こんにちは、野村です。
帰りの駅の居酒屋で、隣のテーブルのサラリーマンがこんな話をしていました。
「うちの社長は会社をお財布と思ってる。」
「お財布って?」
「いつでもお金を使いたいときに使えるってことや。」
「それならうちの社長は会社をATMと思ってるで。いくらでも引き出せると。」
えらい話やなぁ。会社は社長のモノじゃないで。それは横領やで。と思って聞いていました。
そこで話は変わりました。
「俺こないだ営業車をぶつけてなぁ。ま、人をはねた訳じゃないからいいけど。」
「仕事で運転したらぶつけるわな、忙しいし。俺も先月電柱にこすったわ、ハハ。」
「仕事やからしゃあないわ。」
「そうそう。」
それは違うやろ!と思いました。さすがに知らない人に説教するのは控えましたが。
社長が会社のお金を私用に使うことも、営業車で事故を起こすことも、ともに仕事に従事している方(他の方)に不利益を生じさせています。
会社のお金が社長の私物でないのと同様に、使用している営業車はドライバーの私物ではありません。大切な財産である会社のクルマに傷をつけたり破損させたりしないようにしましょう。
(野村幸一)