薄暮時間帯の危険性

 こんにちは、野村です。

 

 先日の新聞に、警察庁の分析記事が出ていました。

 

 警察庁が昨年までの5年間に発生した死亡事故の詳細を初めて分析し発表したものです。

 

 これによると、車と歩行者の死亡事故を1時間あたりの発生件数でみると、日没前後の薄暮の時間帯は昼間より約4倍多いことが分かったそうです。

 

 薄暮時間帯の死亡事故は10月から12月にかけて急増します。

 

 警察庁は「視界が徐々に悪くなり、車や歩行者、自転車の発見が互いに遅れたり、距離や速度が分かりにくくなったりする」とし、車の前照灯を早めに点灯し、歩行者は明るい服装をして反射材を活用するよう呼びかけています。

 

 なお、薄暮時間帯の車と歩行者の死亡事故のうち、86%は横断中の発生が占めています。横断した場所の内訳は、横断歩道以外が79%です。その中で、約7割の歩行者は走行中の車の直前や直後の横断だそうです。

 

 周囲が見えにくくなる薄暮時間帯は危険であると考えましょう。億劫がらずに早めに前照灯を点灯することはもちろんですが、スピードを控え、他車の陰から出てくる歩行者の予測もおこなうことが大切です。

 

                                           (野村幸一)

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