こんにちは、平野です。
今回のテーマは、状況の捉え方です。
先日、新入社員様の安全研修を担当させて頂きました。
入社前に運転免許証を取得されましたが、全く運転をする機会がないまま、配属先で社有車を運転することなりました。
車庫入れも含め、運転操作全般に練習が必要でした。幹線道路や、車庫入れも広いスペースであれば何とか一人でできるようになりました。
間違いなく上達されたのですが、それは単に運転操作に慣れつつあるだけで、事故防止上最も大切な危険予測や安全確認は、多くの課題が残っています。
ただ受講者ご本人様は、今までできなかった車庫入れができたことで、事故なく運転できる方法を習得したと捉えられたようです。
危険予測や安全確認の理解と習得が不足を指摘させて頂き、事故防止のトレーニングを行いました。その結果、事故防止の適切な方法を理解されましたが時折不足したり遅れたりします。
研修終時に課題が少し残ったことをご説明すると、自分自身の不足部分が出ないように、無理せずにゆっくりと運転します。と述べられました。
本来の目的と方法を忘れず、自己管理することで、未熟ながらも事故を回避することは可能であると考えます。配属先で不慣れな道路や、運転をされるときこそ再指導が大切です。
(平野 勝寛)