ベテランドライバーの落とし穴

 こんにちは、高林です。

 

 SSD研究所の企業様向けの運転研修において、受講対象者としては、新入社員が最も多くなっています。

 

 若い方の車離れと言われ、運転免許証を取得しても一度も運転せずに入社されます。

 

 そして営業車を使用しなければならないのですが、車を上手くコントロールできない人が増えているからです。

 

 20歳代の、いわゆる若年者の事故が多く発生しています。これらの事故を起こす可能性の高い層を中心に研修を実施することで、事故予防を図るというのが多い理由のひとつです。

 

 もう一方の見方ですがl、高齢社会ともいわれ、車を運転するドライバーの中でも年齢的に高いといわれる方も多くなっています。

 

 実際には、これらのドライバーの研修をどうすればよいかといった問い合わせも多く受けます。よく言われますが、ベテランドライバーへの安全指導というものです。

 

 ベテランというと年齢的にはどうでしょうか?それぞれがイメージする年齢があると思います。当然、年齢だけなく、運転経験がどのぐらいあるのかといったものも大切になります。

 

 例え年齢的50歳であっても、運転経験が1年ぐらいではベテランとはいいません。その逆もあり、年齢的には、30歳前後であっても運転経験の走行距離が10万キロ以上あればベテランの領域かもしれません。

 

 豊富な運転経験があれば、それはベテランドライバーというわけです。しかし経験があるからといって安全運転ができるものではありません。

 

 運転研修でもベテランであっても余裕が出て、意外に油断しがちなところで事故に至る危険性が潜んでいると思います。代表的な特徴しては、常に運転状況を間違えなく捉えていると思い込み安全確認を怠るケースがあります。

 

 また、渋滞や低速で動いているときなどでは、つい脇見をしてしまい道路前方から目線を逸らしてしまうことなどがあります。

 

 運転経験により起こす事故のパターンには傾向があります。特に、交差点などを通行する場合や車庫入れなどをする場合は、注意が必要です。ドライバー自身の運転経験によって起こりうる事故も知って慎重に運転することが必要と思います。

 

 

(高林一夫)

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