こんにちは、平野です。
今回のテーマは、見ることと見えるものです。
先日、大阪市美術館で開催されているルーブル美術館展に行ってきました。
美術について専門の知識はありません。お目当ての作品もありません。時間に余裕があり、どんなものが展示されているのかという好奇心から取り敢えずということで行ってきました。
展示物は、古代エジプトから歴代のフランス国王等、権力者の肖像や彫刻が主でした。その中でもナポレオンの肖像や彫刻は、専門知識が皆無の私でも興味を持ちました。
彫刻は動くはずがないのに動いているかのように見え、大理石は衣装の折り目やしわを忠実に表現し柔らかな布地のように見えました。
動くはずのない彫刻が動き出すかのように見えたり、固い大理石が柔らかい布地であるかのように見えたりと、現実に見るものと、何かを感じ現実ではない別に見えるものがあり、その両者の間を行き来していたように感じました。
作者の技術もさることながら、見るということの奥深さを感じました。運転をしていても、自分が見た状況以上に、個々のドライバーも色々な見え方をしているのだろうと思います。
見た現実の情報から、穏やかで、安心して道路を利用しているドライバーや歩行者の笑顔が現実となって見えてくることを目指して業務に励みます。
(平野 勝寛)