こんにちは、平野です。
今回のテーマは、”バックモニターの注意点”です。
バックモニターは、ルームミラーを見ても、目視をしても確認できない部分の状況を把握することができます。
加えて、進行方向の障害物との間隔を概ね確認することができる便利な道具です。
車庫入れ時や後退時は、運転姿勢を変えることなく、楽な姿勢のままで後方の状況を把握することができます。
バックモニターを見ていれば、楽に安全な車庫入れや後退ができると思いこみがちとなります。そのため、バックするする方向やその付近に障害物や構築物等の気になる物があると、バックモニターの映像に見入ってしまう場合や可能性があります。
このようなバックモニターへの過度の依存が、ハンドル操作時の外輪差に対する注意や確認を忘れたり、遅れたりする要因になります。
外輪差の確認が少し遅れただけであっても、車は向き変えながら移動すためブレーキが間に合わず接触してしまう可能性があります。
後退時の確認箇所は、車体の内側と外側であったり、前部と後部であったりと2ヶ所同時に発生します。そのため均等な確認が必要となります。
バックモニターは後方の安全確認の補助装置でしかありません。適切な確認の順番と方法をよく考えてから後退しましょう。
(平野 勝寛)