こんにちは、野村です。
事故をしないコツは何だろうと考えることがあります。
安全確認、スピード、車間距離など色々あろかと思います。
そのほかに「運転に対する考え方」があるのではないでしょうか。
どのような考え方かというと、「事故をしたくないと思うこと」です。単純でしょう。なぁんだそんなことかと言わないでください。以外に大事なことなのです。
先日、ある企業様の新入社員研修を実施しました。ワタシは3人(男性1名、女性2名の方)を担当し実車研修を行いました。
女性2人の方の運転は少し荒いものでした。加速が強くスピードも速いです。ブレーキは遅く狭い車間距離で走行していました。
ただ、このような運転は別に特別なものではありません。よく見られる運転傾向です。
ところがもう一人の男性は非常に丁寧な運転でした。緩やかな発進や加速、車間距離も広いです。見通しの悪い交差点に接近すると、早めにアクセルを離し左右の広い範囲を確認しています。
走行を終えて、お互いの運転について意見交換を行いました。荒かった二人の方が言います。とても丁寧な運転をしていてよかった。自分の運転は荒かったと。
すると彼が言いました。「だって事故をしたくないもの。事故は面倒だし、嫌な思いをするはずだから。」と。
事故をしないための第一歩は、事故をしたくないと思うことです。その思いを忘れないことで、事故から遠ざかることはできます。
(野村幸一)