こんにちは、野村です。
カラバッジョ展へ行ってきました。相も変わらず閉幕直前のタイミングとなってしまいました。
ぐうたらなワタシは、冬になると、さらにぐうたら度がパワーアップ(ダウン?)します。
何もしたくなくなります。コタツに首まで入ってじっとしている様子はまるで亀の冬眠です。
ただ最近読んだコンサルタントの山口周氏がその著書に、ビジネスマンに必要な観察眼を鍛えるには絵画を、「見て、感じて、言葉にする」ことである。それにはカラバッジョが題材におススメだとありましたので、ごそごそとコタツから這い出して美術館へ向かいました。
カラバッジョは17世紀の画家です。その作品はキリスト教の世界観が強く好みが分かれるかもしれません。でも、暗い闇と輝く肌の色の対比、瞬間を切り取った構図と高い写実性は圧巻です。
山口氏が書かれているように、1.何が描かれているか、2.絵の中で何が起きていて、これから何が起きるか、3.どのような感情が自分の中で起きるか、そんなことを思いながら会場を巡りました。すると、いつもと違った見方ができました。(ような気がします。)
運転においても、見て、感じて、言葉にすることは、対象を注意深く見ることとなります。例えば、「見通しが悪い交差点がある」、「カーブミラーがあるので危険個所かもしれない」、「何となく不安を覚える」などです。
このように、目に映ることや心に感じたことを言語化して口にするのは、注意が高まり、意識が活性化されます。きっと脳の中、特に前頭葉に血液が大量に流れているのではないでしょうか。
カラバッジョの絵の中には、首や口から血を噴き出し流れているものがありました。首から血が流れるのはゾッとしますが、脳内の血液が多く流れるのは良いことです、なんて。
(野村幸一)