こんにちは、平野です。
今回のテーマは、”追突事故”です。
ある企業様の事故再発防止研修を担当させて頂きました。起こされた事故は、信号が設けられている交差点付近での追突事故です。
事故に至るまでの経過や原因についてお伺いしました。
早朝だったので居眠りの可能性はなかったでしょうか? 助手席の資料に目を向けたり気になるものへ脇見はなかったですか? とお尋ねしましたが、そのようなことはなく前方を見ていたとのことでした。
前方を見ていたにも関わらず、前車の減速や急激な車間距離の短縮による急接近に気付くのが遅れ事故となったようです。
更に質問を続けると、事故に至る少し前から、仕事の段取りが気になり、現場でどのような指示を出せば良いかを考えながら走行し、前方の状況変化の把握が遅れた可能性が高いことが明らかとなりました。
以前から現場へ向かうとき、どうしても到着後の段取りを考えながら運転することが多く、それまでもにも危うく追突事故を起こしかけたことが何度があることも分かりました。
運転中にドライバーは居眠りや脇見をしないで前方を見ていれば何かを見落とすはずがないとの心理が働き気持ちが緩みがちとなります。
たとえ短時間(1~2秒)の考え事であっても注意力は極端に低下し状況の変化や危険の兆しを見落としたり反応が遅れたりします。
必要な時に必要な情報を適切なタイミングで収集することは大切ですが本当に難しいことであると言えます。皆様どうかご注意下さい。
(平野 勝寛)