こんにちは、平野です。
今回のテーマは、”プロドライバーのこだわり”です。
弊社は、プロドライバーの方を対象とした研修も実施させて頂いております。
一言でプロドライバーと言いましても色々なプロがあります。今回は、その中のひとつである役員運転士というプロフェッショナルです。
仕事の内容は、企業のVIPをお乗せし目的地までお連れします。単なる移動ではありません。事故なく時間通りに到着すれば良いというものでもありません。
役員の方がリラックスし、仕事に集中したり考えたり、重大な情報の収集や交換等、移動を気にすることなくできるようにする必要があります。つまり、安全、安心、快適な移動の提供が求められます。
乗車から下車するまで、車内で気分よく過ごして頂くため、VIPの方の立場に立った気遣い、配慮を運転だけでなく、必要に応じ臨機応変にさりげなく謙虚に提供するプロ中のプロです。
そういった役員運転士の方の研修を実施させて頂く際、よく感じることがあります。運転を開始する際の座席合わせです。
どなたも座席を合わせる際、ものすごく時間をかけられます。運転席に何度も腰を深く押し込むように座り直し、ブレーキペダルを繰り返し踏み運転席の前後を合わされます。
ハンドルの高さや背もたれの角度については、両手でハンドルを正しい位置に持ちしばらくじっとしたままでこれで良いかを確かめられます。
運転をするのであれば当たり前といえばそれまでですが、求められる業務内容から必然的に運転姿勢にこだわりが生まれてくると考えます。
皆様は、どのような、こだわり(基準や理由)で運転姿勢を決めておられるでしょうか。再確認することで新たな発見があるかも知れません。
(平野 勝寛)