仕事ができる人

 こんにちは、野村です。

 

 営業に出てクルマを壁などにぶつけて帰ってくる人がいます。

 

 このような人は、たとえ営業成績がよくても「仕事ができない人」と評価されやすいです。

 

 なぜなら小さな物損事故であってもコストを発生させるからです。

 

 そのコストは修理費だけでなく、事故処理などのムダな時間を含みます。

 

 先日読んだ佐藤優さんの「メンタルの強化書」に、仕事の中のムダで最も多いのは書類を探す時間だとありました。「あの資料はどこかなぁ。」と紛失したり所在を忘れたりして書類を探すムダな時間のことです。

 

 事故と同様、しなくてよいことに時間をさくのですから生産性を低めます。つまり書類探しが多い人は「仕事ができない人」です。

 

 書類探しの背景にあるのは、事前準備や振り返りといったPDCAの不備、優先順位を正しくつけていない、注意が興味のあることに向くなどが考えられます。

 

 このダメな仕事ぶりはそのまま事故につながります。また裏返しが事故防止策です。

 

 状況を先読み・予測したりルートを考える(事前準備)、ヒヤリハットを反省する(PDCA)、安全を基準に判断する(優先順位)、運転に注意を集中する(自己抑制)、そんなことで事故から遠ざかれます。

 

 もし営業車をぶつけることが多いのなら、自分では「仕事ができる」と思っていても、周囲は「仕事ができない」と見ている可能性があります。書類探しと同じように。

 

 皆さんは、「仕事ができる人」でしょうか?

                                           (野村幸一)

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