こんにちは、平野です。
今回のテーマは、”運転に出るお人柄”です。
5~6年程前から、福祉関係の法人様の研修を担当させて頂いております。研修の趣旨は、デイサービスやリハビリで高齢者の方の送迎時や訪問介護時の事故防止です。
普段から高齢者の方の立場に立ち、何をどうして欲しいかをよく聴き、確認しながら対応されています。
そのせいか研修でも、自分のことよりも、相手の状態や満足を優先し行動されるお人柄や態度を感じることが多くあります。
運転は、お乗せする高齢者の方に配慮し、控えめな速度で走行されたり、発進や停止時も丁寧で円滑される方が殆どです。
他のドライバーや歩行者に対しても、無理をせずやり過ごしたり、優先権にとらわれず待つという慎重な運転が身についておられる方が多くおられます。
ウィークポイントの説明や意見交換でも笑顔で熱心に聞いて頂いたり、前向きに取り組むための意見を発言されます。相手をリラックスさせたり、楽しくさせることができる方達です。
運転にもそのようなお人柄やお仕事ぶりが反映されていることを感じます。但し、具体的な事故防止の方法については、あまりご存じない方や、少し基本から逸脱されている方がおられます。
研修では、この点に着眼し場所・場合に応じた適切な事故防止の方法に重点を置いて実施させて頂いております。
運転は、運転する方のお人柄や普段の行動に加え、そのときの感情や気分も反映されると考えます。
何気ない運転行動ですが一歩引いて見ることで、自分自身の運転スタイルを再確認したり、些細な感情の変化を知りよりよくコントロールすることで事故防止を図りましょう。
(平野 勝寛)