こんにちは、野村です。
先週、大坂なおみ選手が黒人銃撃事件に抗議の意を示すため大会の棄権を表明しました。(再出場することとなりました。)
これに対してスポーツさえしていればよい、政治的なことへ関わるなとの批判がありました。
政治には民意を聞いて優先順位を決めるという役割があると思います。
ところが、政治に関わるのは悪いことだとの思い込みや、関わる人は危険だとの決めつけを持つ人がいます。
お互いの話をよく聞き論理的に考えるためには、狭い偏った視点で状況を捉えないことですが、「思い込み」や「決めつけ」はそれを阻みます。
何故ならこれらにより「判断」をするための「入力」が誤ったものとなるからです。入力時点で解釈が入ってしまうのです。
運転でも「思い込み」や「決めつけ」は判断を誤ってしまいます。
ドラレコで時々こんな映像を見ます。片側2車線道路の第二通行帯(右側車線)を走行しています。(厳密には右は追い越しや右折のための車線ですが。)
左側のクルマが自車の方へ寄ってきて接触しそうになります。相手車両の前に駐車車両がありそれをよけるための車線変更を開始してきたのです。自車はそれに気づくのや判断が遅れたりしました。
どうやら自分の車線が優先だ、相手はくるはずはない、そんな思い込みや決めつけがあったようです。
このように、思い込みや決めつけは些細なことですが大きな問題を生みやすいです。
(野村幸一)