こんにちは、野村です。
映画「パピヨン」のオリジナルとリメイク版を続けて観ました。
パピヨンと呼ばれる主人公。覚えのない殺人罪で終身刑となり孤島の刑務所へおくられます。
そんな絶望的な状況にも諦めず脱獄をはたす、実話を元にした有名な作品です。
パピヨンが移送される船中で他の囚人に、「お前は楽観的だな。」と言うシーンがあります。しかしパピヨンが後ろ向きなのではありません。
失敗しても何度も脱獄を繰り返します。そのたびに独房に入れられます。入れられた半数が1年以内に死ぬという独房で、希望を持ち続け5年も生き延びます。驚くほどポジティブです。
よく言われるように楽観主義とポジティブは違います。
楽観主義とは、物事を深く考えず、根拠なく何とかなると思うこと。対してポジティブとは、深く考え、困難があることを知りながら、その事態を越えていこうとするものだと思います。
また楽観主義はいざ困難な状況になると始めの威勢のよさが影をひそめます。根拠なく自分は事故など起こすはずないと甘く考えていたのがパニックに陥ります。
運転でも楽観主義でなくポジティブでいきましょう。リスクの存在を意識し、リスクの最小化の努力をすること、もしもの際のシミュレーションをする、そんな態度が大切です。
(野村幸一)