緊急事態宣言の延長

 こんにちは、野村です。

 

 弊社のある女性スタッフの妹さんは言葉に厳しいそうです。

 

 家族で話していて、「そんなん常識やんなぁ。」と言ったとき、「その常識はあなたが決めた常識でしょう。」とキツク指摘されたそうです。

 

 「怖いから、母と私はあの子の前では常識という言葉は使わんようにしよ、と言ってるんです。」と。

 

 それを聞き、「妹さん凄いね。さすがやね。」とワタシが言うと、「海外によく行ってるからかもしれません。」とのことでした。

 

 それはチョット違うかな、と思いながら、言葉を大事にしている妹さんだなと感心しました。

 

 さて先週、東京や大阪などで緊急事態宣言が延長されました。この「緊急事態宣言」について日本語学者の金田一秀穂さんが新聞に書いていました。(たまたま女性スタッフから上記の話を聞いた翌日の新聞です。)

 

 「緊急事態になった」と言うと、その真偽や理由を議論する余地が生まれる。しかし、「宣言を出した」と言われると、その宣言の内容の真偽は問題でなくなる。緊急事態とは何かの問い返しをせず受け入れる。

 日本語は融通無碍で、それは良さでもあり、だらしなさでもある、と。(中略)

 

 この二つのことを見聞きして、常識だ、普通だと簡単に口にしないように気をつけようと改めて思いました。言葉の感度を高め、自分の頭で正しく考えたいとも。

  

 春になりコロナが収まり、自由に旅をしたり行動したりできるようになればいいですね。普通の日常が戻り普通の生活ができるようになれば。(この普通の使い方はOKでしょうか?)

 

                                           (野村幸一)

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