こんにちは、平野です。
今回のテーマは、”継続は力なり”です。
弊社は、ある企業様の社内免許の事故抑止活動を約30年前からお手伝いをさせて頂いております。
具体的には、社有車の運転が必要となった方に社内運転免許認定審査、業務中に交通事故を起こされた方(物損事故も含む)に事故再発防止研修、交通安全週間に安全講義等です。
安全風土を高めることでの予防安全と、事故の再発防止も図るという両面から効率の良い取り組みと考えます。
当初は、色々な事故が発生する状況が続きました。車両担当の方は本当に頭を抱えておられました。事故予防、抑止の対策は社有車を運転する方の心に届いたり、響くことはなかったようです。
しかし車両担当の方は、諦めず地道な活動を継続されました。事故を起こされた方の研修には必ず同行され、受講者ご本人に意見やアドバイスをされ事故防止を強く訴えられました。
社内の運転免許認定審査も同様です。ご自身が結果発表と今後の注意点や、次回合格のアドバイスをされました。安全講義では、講師が内容を終えてからご自身の想いや講義の趣旨を伝えておられました。
それぞれ短い時間ですが、妥協することなく、ご自身の想いを述べておられました。上記と並行し日々の車両の管理業務、事故処理業務をこなす必要から多忙を極めることも度々あったことを事後にお伺いしました。
ある時期を境に、認定審査、事故再発防止研修、安全講義等、全ての研修で受講者の皆様の態度が好意的で、興味を持って熱心に対応していただけるように変わり始めました。そのあたりから事故や違反が大幅に減り始めました。
今では、どうしたらそんなに事故を減らすことができるの教えて欲しいとの問い合わせがくる理想的なお手本企業となられました。
安全や事故抑止は、時間がかかる場合があるかも知れません(30年もかかることはありません)。諦めなければ成果を出すことができます。
(平野 勝寛)