しゃべらせ名人

 こんにちは、平野です。

 

 今回のテーマは、”しゃべらせ名人”です。

 

 弊社の事務スタッフにしゃべらせ名人がいます。

 

 始業前の会話は楽しく、仕事の準備を忘れそうになります。特にランチに行くと、次から次へと聞いて欲しいことや教えて欲しいことが頭に浮かんできます。

 

 今さら恥ずかしくて聞けないようなことでも平気で尋ねることができ食事が止まったままの状態になることが多くがあります。

 

 その方にしかない特別の雰囲気や説得力のような何かを感じることはありません。饒舌というわけでもありません。しかし、一緒にいるとやたらと居心地の良さを感じます。

 

 ポツリポツリと断片的に始まった会話でも、あっというまに盛り上がり、楽しい時間となります。

 

 言葉の量や、新しい知識ではなく、自身の意見や推測を入れずに正直、素直に話を聴き、感じたことを相手が喜ぶような言い方をすることだと考えます。その心地良さが良い刺激となり、私の頭が動きやすくなっているのだと感じています。

 

 これは私個人の意見ではなく、社内、グループ会社の従業員でその方を知っている人の殆どは、しゃべらせ名人としての実力を認めています。事実です。

 

 研修でも、受講者の方への説明や質問、意見交換等を行いながら進めます。

 

 受講者の方の運転に対する考え方、価値観を理解し受け入れた上で、進め方を考えることが大切です。特に事故再発防止研修の中で行う面談では、この点が最も大切になります。

 

 事故を起こされた方と一緒に事故を振り返り、本当の原因を一緒に探させて頂きます。しゃべらせ名人を思い出し、できるだけ自分の意見、推測を持ち込まず受講者の方に事故とその背景をいっぱい教えて頂くことで対策の精度を高める努力をしております。

 

 今後も多くの企業様の事故抑止を色々な方法でのお手伝いをさせて頂きたいと考えております。

 

                                          (平野 勝寛)

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