こんにちは、野村です。
ビジネスでよく知られた言葉に「三方よし」があります。
これは江戸時代から明治にかけて活躍した近江商人の考え方です。
三方とは、売り手、買い手、世間です。この三方がよいのがよい商売であるとの精神です。
自らの利益のみを追求するのではなく、多くの人に喜ばれる商品を提供し続けることで信用を獲得することができます。
三方よしの考え方は企業を継続的に繁栄させる要だと思います。
三方よしを言い換えると、相手よし、自分よし、社会よしになります。これを意識することは運転でも大事ではないでしょうか。
たとえば無理な合流や割り込みをしてくるクルマには、入れたくないという気持ちや腹を立てたりすることもあります。
その気持ちを態度にあらわし車間を詰めたりすると事故に至るかもしれません。トラブルになるかもしれません。事故渋滞を引き起こすかもしれません。
逆に進路を譲ることで相手は喜び、自分は事故から遠ざかり、事故渋滞や事故処理は起きません。
譲ることは結局、自分が利を得ることになります。こんな風に考えてみるのも自分の安全運転を動機付けるのかもしれません。
(野村幸一)