バックカメラの義務化

 こんにちは、野村です。

 

 新聞報道によりますと、国土交通省は、自動車が後退する際の歩行者らとの事故をなくそうと、車のすぐ後ろを確認できる「バックカメラ」や、障害物の検知システムなどの装置義務の方針を固めました。

 

 後退する車に高齢者や子どもが事故に遭うケースが相次いでいるためで、来年5月以降の新型車から順次適用されるとのことです。

 

 後退時の事故は多く、弊社をご利用いただいている企業様での交通事故も、その半数近くはこの事故です。

 

 そのほとんどが壁やポールなどの構築物との接触ですが、なかには駐車スペースから出ようとして後ろを通過していた車との事故もあります。

 

 ある企業様で先日発生したのは、コンビニ駐車場で後退をした際に自転車の小学生とぶつかった事故です。自転車は転倒しましたがさいわい乗っていた小学生は擦り傷ですみました。

 

 物損事故になるか軽傷の人身事故になるか死亡事故になるのかは結果の違いで、その原因はともに後方の危険物の見落としです。したがって後退時の安全確認は基本であり大切なことです。

 

 今回の法改正は安全に寄与するはずです。後退は死角が大きくなるので、バックカメラなどの安全装置により不幸な事故が1件でも減ればいいと思います。

 

 ただそれらはあくまで補助装置です。いくらバックカメラがあってもそれを見なければ意味がありません。それにバックカメラにも映らない部分はあります。

 

 後退時の事故を防ぐため、自分の目でも後方の安全を確かめるようにしましょう。

 

                                           (野村幸一)

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