こんにちは、平野です。
今回のテーマは、”事故の定義”です。
皆様は交通事故と聞くとどのような事故をイメージされるでしょうか?
人の死亡、負傷を伴う事故(人身事故)、あるいは負傷者は発生しなかったものの車両や建造物等、物を傷つけたり壊したりする事故(物損事故)でしょうか?
個人の認識は当然バラツキがあります。それと同じように企業としての認識も様々に分かれます。
弊社の安全研修を古くから(約20年前)ご利用頂いている企業様では、タイヤの接触も事故として認識し対応されています。
万が一タイヤが縁石に接触すると社内への報告義務が発生します。事故報告書の提出や面談等、再発防止に向けた再教育の対象となります。
少々厳しすぎるのではと驚かれるかも知れません。しかし結果的に事故件数を減らすことに成功されました。
当初、ドライバーや営業現場の皆様から反対、反発の声が上がったそうですが、基準を厳しくすることで安全意識が高まり減少したとのことです。
再教育の対象となられた方は、弊社の研修をご受講頂いております。
厳しい基準に敢えて挑戦し続けることで、事故抑止に成功されている事例をご紹介しました。事故報告や再教育の基準を少し変えることで抑止効果につながるかも知れません。
(平野 勝寛)