こんにちは、平野です。
今回のテーマは、”だろう・かも知れないの違い”についてです。
事故を起こさないためには、何かが飛び出してくる「かも知れない」と考えて運転することが大切です。
このような運転方法をかもしれない運転と言います。その逆の良くない運転方法として何も出てこない「だろう」と考えるだろう運転があります。
運転に限って「かも知れない」という表現は、事故防止に積極的で正しい運転方法を説明するときに使います。
その反対の「だろう」は、事故防止に消極的で自分都合の良くない運転方法を説明する場合となり、やや品格が落ち、あまり良くないという印象を与えるような気がします。
そこで「だろう」の名誉回復、汚名返上のため、普段のかも知れないという表現を、飛び出してくる「だろう」と表現に置き換えてはどうだろうかと考えてみました。
例えば何かが飛び出してくる「だろう」です。言いやすさに問題はありません。しかし言葉から伝わる意味合いに少し違いがあります。
「かも知れない」は起こる可能性は低く自信を持って言い切れない、しかし可能性としてはゼロではない。起こる/起らないを冷静に表現しています。ひょっとしたらという意味を含んでいます。
それに比べ「だろう」は、どうなるか分からないにも関わらずやや自信を持って言い切るという印象があります。根拠のない自信だけで多分と~だろうという意味を含んでいます。
事故は状況への見込み違いにより起きる場合に起こりやすくなります。そのため冷静でより客観的な状況把握・判断が大切です。
今後も事故なく運転するには、「だろう」より「かも知れない」という言葉を使うことが良いということを改めて確認しました。また運転中に「かも知れない」(客観的)、「だろう」(主観的)のどちらの運転になっているか自分の運転に注意を向け修正することも大切です。
(平野 勝寛)