こんにちは、野村です。
前回上陸した台風9号の強風で、香川県の直島に設置されたオブジェ「南瓜」が波にさらわれて壊れました。
この南瓜、ご存知の方も多いと思いますが前衛芸術家の草間彌生の作品です。
ワタシの友人の同僚に親子ともに芸術好きがいます。
ただその人は、子どもが草間さんを見たいと言っても絶対に見せないそうです。
その理由は子どもに悪影響を与えそうだからそうです。無菌にして免疫をつけないやり方ですね。確かに草間さんはその風貌や言動、生き方は個性的ですが。
友人は「子どもの可能性を親が潰してどうするねん、あほちゃうか。」とワタシに憤慨して言いました。
子どもは瑞々しい感性を持っています。子どもが見てみたいと思うのなら、単純に見せてあげればいいとワタシも思います。
子どもの感性を高める手伝いをしてあげるのが親の務めの一つだと思いますが、固まった感性、狭い理屈でその芽をつんでいる気がします。
怪しげでも美しいものの素晴らしさを感じるこころを育てることは安全にも役立つのではないでしょうか。
(野村幸一)