こんにちは、野村です。
「スマホ脳」というベストセラーを読みました。
スウェーデンの精神科医が書いた、記憶力や集中力といった知能がスマホのせいで低下していることを分析した本です。
「バカになっていく子供たち」の章では、スマホ依存の悪影響、読書や運動時間の減少によるIQ低下が書かれています。
アップル社創業者のスティーブ・ジョブズは、「自分の子どもたちがデジタル機器を使う時間を制限している。」という皮肉なことも紹介されています。
この本の中にはSNSは、「じぶんたち」「あいつら」を分類したり、「ナルシズムという伝染病」を広げたとあります。
確かに、SNSは先入観、既成概念、思い込みといったバイアスを強化する気がします。自己顕示による自慢とその裏返しの嫉妬を増大させるとも思います。
それでなくても脳は省略をしがちです。スマホは順序だてて客観的に物事を処理するための前頭葉の発達を阻害するのかもしれません。
この本に書かれていることが正しいとするならば、我々はもう少しスマホとの付き合い方を考えないといけないのか知れません。
まして運転中は問題外です。スマホを見たいという欲求は安全運転とは相反します。事故を防ぐため運転中はスマホNO!です。
(野村幸一)