こんにちは、平野です。
今回のテーマは、”狭い場所での注意”です。
企業で発生している事故は、駐車場等の狭い場所での接触事故が多発しています。入出庫時、構内走行時、出入り口付近等です。
最近は運転経験が十分とは言えない新入社員の方だけでなく、運転経験豊富な40代以上の方も接触事故を起こされています。
すべての年代で発生する傾向が見受けられるようになりました。
狭い場所での事故防止は、内外輪差、接触するかも知れない箇所への確認、危険と判断してから事前に停止できる速度、切り返し等についての適切な方法の理解と実践が必要です。
上記項目の全ての実践に共通する大切な基本は、何に注意して、どのように車を動かせば良いか、どの順番で確認をするかについて事前のシミュレーションを時間をかけて正確に行うこと、移動中の車の向きの変化をできるだけ早く予測することにあります。
狭い場所では、時間がない、急いでいる、早く帰りたい、疲れた、面倒、他車(者)を待たせている等、急ぐ環境や心理の影響を受けやすく、事前のシミュレーションをついつい省略してしまいがちとなります。
しかし、そのようなときにこそ敢えて意識して上記に時間をかけましょう。特に、速度は歩くより遅い速度を維持することが大切です。日々、自己管理することで未然に事故を防止しましょう。
(平野 勝寛)